目指せ井戸マニア! byサンダルツアーズ
 

 目指せ井戸マニア! (カンボジア)


カンボジアに「井戸を!」といっても色々なタイプや、メリット、デメリットがあります。
ここではカンボジアにある各種井戸とその特徴や予算をご紹介したいと思います。

井戸タイプA :手押しポンプ井戸

カンボジア国内で良く見かける鉄製の井戸です。子供でも簡単に水を汲めるタイプです。
写真の様にコンクリートで洗い場が作られ、女性や子供たちが洗濯物を洗っている光景、村人が水浴びをしている姿を目にします。水は鉄臭いので飲食以外の洗濯や皿洗いなどに用いられることが多いです。
しかし垂れ流し状態の汚水がまた地下に浸透し、汚染された水を汲み上げているといった悪循環が多々あります。

生活排水で汚染された井戸水でお茶を煮出すと、水中に溶け込んだ物質が油膜の様になって水面に現れます。
また、汲み上げたときは透明の井戸水でも、数日間置くとの悪臭を放ち、濁ってくることがあります。

メリット 頑丈な設計で比較的壊れにくい。
デメリット くみ上げる水が鉄臭い。飲食用に不向き。壊れた場合の部品や技術者が村にいない。
設置費用 1000USドル〜(写真↑の井戸は上級品)

↓【その他の手押しポンプ井戸】下のような形状のポンプ井戸など様々なメーカーのものがあります。

 

井戸タイプB:堀井戸

カンボジアで昔からあるタイプのものです。地下水脈まで手掘りや機械で掘り下げ、その掘り口を土管状のもので固定したというシンプルな井戸です。 バケツで汲み上げるのには少々コツが必要で大変ですが、金属製のポンプ式の井戸特有の鉄臭がなく、何より壊れる心配がありません。
また地下水は(地域によって)白濁しています。不衛生のように見えますが、意外にも飲食用にはこちらの方が好まれます。(白濁物を沈殿させるなどして使います)

メリット 壊れない。イヤな金属臭がしない。
デメリット 蓋をしておかないとゴミが混入。
設置費用 80USドル〜

 

井戸タイプC:塩ビパイプ式井戸

塩ビのパイプを水脈に刺し、地下水を吸い上げるタイプです。ご想像のとおり安価で設置できます。
シンプルな構造のため壊れやすいですが、修理もしやすいです。
パイプ内にはバイク等のゴムチューブが使われており、破損や経年劣化してきた場合も村にあるもので対応が可能です。
浅い所に水脈がある土地では簡単に設置できますが、水脈の深さによっては設置が困難になってきます。

メリット 安価。修理も比較的簡単。
デメリット 浅い水脈の土地のみ。部品の盗難にあう可能性アリ。
設置費用 100USドル〜


その他、カンボジアの井戸設置の際に【ヒ素】について知らなくてはなりません。
ヒ素とは自然界に存在する猛毒物質です。東南アジアでは「カンボジア」や「バングラディッシュ」の一部の地層から検出されています。人がヒ素を含む地下水を飲み続けると中毒を起こして死に至ります。
この「ヒ素」に関しては井戸建設時においては必ず考慮すべき点です。
このお話はまた追ってページをさきたいと思います!

(2014年12月29日/石子貴久)

 

Copyright (C)2009 SANDAL. All rights reserved